新規従業員に対するスーパーアニュエーションの設定手続きの変更

スーパーアニュエーションに関する法律(Superannuation Guarantee (Administration) Act 1992)の改正により2021年11月1日から新規従業員雇用時に設定するSuperannuation Fundに関する手順が変更になります。

新規従業員を雇用する際の手順

これまで新規従業員を雇用する際には、雇用後28日以内にSuperannuation Standard Choice formを渡し、従業員が指定したSuperannuation Fundか、Superannuation Fundを指定しない場合には雇用主のDefault Fundにて口座を開設しSuperannuation Guaranteeを支払う必要がありました。

2021年11月1日以降は、従業員がSuperannuation Standard Choice formにてSuperannuation Fundを指定しない場合、雇用主が従業員にStapled Super FundがないかATOに照会し、あればそのSuperannuation FundにSuperannuation Guaranteeを支払う事になります。

Staple Super Fund

Stapled Super Fundとは、従業員がすでに持っているSuperannuation Fundの事で、雇用主は、新規従業員のTFN DeclarationをATOに提出後、または、新規従業員のSingle Touch PayrollをFileした後に、ATOのOnline ServiceにてTFN、Full Name、生年月日等の情報を入れることでStapled Super Fundの情報を照会できるようになる予定です。

また、従業員は自身のmyGovにてStapled Super Fundの情報を照会する事ができます。