株式投資 Share Trading
株式を売買する目的には、長期投資、短期投資またはデイトレードなどがあります。オーストラリアでのタックスリターンでは、売買目的に関わらず、株式投資を事業として行っている場合を除いて、損益を資本収支 ( Capital gain / Loss ) として一般の収入 ( Assessable Income ) とは別に計算し勘定します。つまり、投資で損失 ( Capital Loss )が出た場合でも、一般収入 (Assessable Income ) と相殺されずに、同様の投資での利益 ( Capital Gain ) と相殺するまで損失を先送りすることになります。オーストラリアでは、投資資産の長期保有を推奨していて、一年以上保有した株式等に対しては利益の50%を割り引いて資本収支に勘定することができます。タックスリターンでは、計算した資本収入と一般収入を合算し税額を計算します。
仮想通貨 Cryptocurrency
ビットコインなどの仮想通貨は、通貨としてではなく株式と同じように投資資産と同様の扱いにります。そのため仮想通貨の取引は資本収支とみなされ Capital Gain / Loss の対象となり、損失が出てもその他の収入と相殺することはできません。仮想通貨を支払に利用する(他の仮想通貨への交換も含む)場合はその日のレートで仮想通貨を売ったとみなされ、受け取った場合はその日のレートで買ったとみなされます。
仮想通貨の採掘(マイニング)に関してはこちら”ビットコイン等仮想通貨のマイニング(採掘)と税金”を参考にしてください。
CFD
FX等の投資の手段としてCFDが一般的ですが、CFDは現物の株式投資や仮想通貨と違い、損益は一般収支 ( Assessable Income ) として勘定されます。そのため、損失が出た際に一般収入と相殺することができますが、その分、一年以上の長期保有したとしても利益の割引は適用されません。