2022年7月1日からSuperannuation Guaranteeについて、以下の通り変更があります。
- Contribution Capの撤廃
2021年6月30日までは給料が月額$450以下であればSuperannuationを支払う必要はありませんでしたが、このContribution Capが撤廃され、18歳以上の従業員に対しては給料の額に関係なくSuperannuationを支払う必要があります。今まで支払う必要のなかった従業員に対しても支払う必要が出てくるかもしれませんので、Superannuationの口座を設定していない従業員に関しては改めて確認してください。(17歳以下の従業員には、月額の給料に関係なく週30時間以上働いた週が月に一度でもあれば支払う必要があります。)
- Superannuation GuaranteeのRateの変更(2022年6月30日まで10%)
2022年7月1日から10.5%、2023年7月1日から11%、2024年7月1日から11.5%、2025年7月1日以降は12%に変更
XeroまたはMYOBをお使いであれば自動でRateが切り替わる事になっていますので設定変更等の必要はありませんが、お使いの会計ソフトによっては設定変更が必要な場合がありますので、7月1日以降の初めてのPayrollの際は注意してください。
- Contractorへの支払
コントラクターへの支払が主に労働に対する対価である場合、月額$450以下の支払であってもスーパーを支払う必要があります。ABNを使用しているコントラクターであってもスーパーを支払う必要がありますのでお気を付けください。
コントラクターにスーパーの支払が必要かどうかを判断するためのツールをATOが提供していますのでリンクを参考にしてください。
経費としてのスーパーアニュエーション
スーパーアニュエーションの支払が経費として認めらる為には、6月30日までに支払先のスーパーファンドが受け取っている必要がありますので今年度の経費として計上するためには早めに支払を済ませてください。
Your Super Comparison Tool – スーパーアニュエーションファンドの比較
2021年度よりATOによるSuperannuation Fundの運用実績比較が発表されるようになり、YourSuper Comparison Toolにて全てのSuperannuation Fundの昨年度の実績を比較する事ができるようになりました。
自分の持っているスーパーの運用実績を他のスーパーアニュエーションファンドと比べる事が出来ますので、スーパーアニュエーションファンドを選ぶ際の参考にしてください。