Director Identification Number (Director ID)について

2021年11月よりModernising Business Registers (MBR)Programが運用開始されるのに伴い、Company Directors(会社の取締役)はDirector Identification Numberの取得が必須となります。

Director IDとは

Director Identification Number (Director ID)は、不正等を犯したDirectorが他の会社でも不正を行うのを防ぐために導入され、新しくできたAustralian Business Registry Services(ABRS)の元、Tax File Number (TFN)と同様に個人に対して一つ与えられる15桁の番号です。このDirector IDは、取得後に個人の名前や勤務する会社が変わったり、Directorを辞めたりしたとしてもIDが変わる事はありません。

Director IDの取得

現在Directorである場合は2022年11月30日までに、2021年11月以降、2022年4月4日までにDirectorに就任する場合は就任後28日以内に、2022年4月5日以降はDirector就任前にDirector IDを取得する必要があります。

Director IDはAustralian Business Registry Services(ABRS)からDirector自身で申請し無料で取得できます。

必要な情報

Director IDを申請するには、Tax File Number(TFN)と現住所、それから本人確認の為下記の情報の内二つ用意しApply now with myGovIDからMyGovID(myID)でログインしDirector IDを申請します。

  • タックスリターン等でATOに提出している銀行口座情報(BSBと口座番号)
  • 過去5年以内のNotice of Assessment (NOA)(発行日とReference number)
  • スーパーアニュエーションファンドの口座情報(口座番号とスーパーアニュエーションファンドのABN)
  • 過去2年以内の株式投資の配当情報(Investment Reference Number)
  • 過去2年以内のセンターリンクからの支払情報
  • 過去2年以内のPAYG payment summary

詳しくはABRSのウェブページを参照してください。